【特別区経験者採用】職務経歴書(面接カード)を作成するときの注意点

はじめまして。公務員試験「社会人採用」専門予備校Gravityの奥田です。

今回のコラムでは「特別区経験者採用 職務経歴書(面接カード)を作成するときの注意点」というテーマについて解説していきます。

特別区経験者採用を受験するときには、面接を受ける段階ではなく、申込の段階で職務経歴書(面接カード)を提出しなくてはいけません。

今回は、その職務経歴書を作成するにあたって、皆さんが悩まれるであろう「4つの設問への回答」を含め、注意点を述べたいと思います。

全部で5つありますので、ぜひこれらを注意していきましょう。

表記の統一

1つ目の注意点は「表記の統一」です。

皆さんは、大体300文字程度で、各設問に対して文章を書いていくわけですが、このときに表記が統一されてない方が非常に多いんですね。

例えば「取組」と書くときに、ある箇所では「取り組み」と4文字で書いてる一方で、別な箇所では「取組」と漢字2文字で書いている、などのケースが挙げられます。

他の例としては「子ども」と書くときに、設問の前半では「子供」と漢字2文字で書いている一方、後半では「こども」と、ひらがな3文字になっているなど。

このように表記の混在があちこちにあると、良い内容を書いていても、読み手に違和感を与えることになります。

職務経歴書全体で表記を統一し、読み手に違和感を与えないよう注意しましょう。

ですます・だであるの混在

2つ目の注意点が「です・ます調とだ・である調を混在させない」ことです。

設問の最初の方では「です・ます調」で書いているのに、後半では「だ・である調」になっている方が多いんですね。

ただ、です・ます調とだ・である調の混在は、読み手に対して、かなりネガティブな印象を与えます。

そうならないよう、提出する前には、文体の混在がないかどうかを必ず確認してほしいと思います。

聞かれていることに「全て」答える

3つ目の注意点が「聞かれていることに「全て」答える」ことです。

というのも、設問で聞かれている内容について、その一部しか答えていない方が多いんですね。

例えば、設問項目①では「志望する理由・携わりたい職務・実現したいこと」の3つが聞かれているわけです。

にもかかわらず、携わりたい職務と実現したいことについては書いているけれども、志望する理由を書いていない方が一定数いらっしゃいます。

あるいは、志望する理由は書いているんだけれども、携わりたい職務もしくは実現したいことが書いてない方も見受けられます。

こういったことのないよう、書き始める前に「何を聞かれているのか」をまずは整理しましょう。そして書き終えたら、聞かれていることに全て回答できているかどうか、必ず確認した上で提出してほしいと思います。

誤字脱字の確認

4つ目の注意点が「誤字脱字の確認」です。

職務経歴書は一旦提出すると修正することができません。

提出した内容を取り消すこともできないので、皆さんには提出前にしっかりと誤字脱字を確認してほしいと思います。

オススメなのが、書き終えたらそのまま提出するのではなく「1~2日寝かせる」ことです。寝かせた上で、再度新鮮な目線で読み返して「これで大丈夫だ!」となったときに、初めて提出してほしいと思います。

もしくは、書き終えたものを家族や友達に読んでもらって「違和感はないか?おかしいところはないか?」をチェックしてもらうのも効果的でしょう。

提出内容を保存する

5つ目が「職務経歴書の提出内容を保存する」ことです。職務経歴書を提出(送信)した後に、どういう内容を書いたのか、希望区3つをどこにしたのか保存しておらず、忘れてしまう方が毎年発生します。

提出したタイミングでは覚えていても、面接を受けるのは10月下旬~11月頃ですから、記憶が薄れていても不思議ではありません。

だからこそ、自分が提出した内容については絶対に保存をしておくようにお願いします。どんな保存方法でも構いませんが、個人的にはPCのスクリーンショットで保存しておくのが最もオススメです。

ということで、今回お話した5つのポイントを注意するだけでも、職務経歴書のクオリティはグッと高まるでしょう。

ぜひ参考にしてみてください!

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