【特別区経験者採用】時事問題対策で絶対にやってはいけない学習方法

はじめまして。公務員試験「社会人採用」専門予備校Gravityの奥田です!

こちらの記事では、以下のYouTubeの内容を文字起こししてお届けします

YouTubeの文字起こし

本日は、特別区経験者採用試験の時事問題対策で「絶対にやってはいけない学習方法」について説明していきたいと思います。

特別区経験者採用では意外と時事問題のウエイトが大きいんですよね。

35問中6問で、必須回答となっています。

法律1問、日本史1問、生物1問などに比べると、6問はでかいですよね。

この記事を読んでいるあなたも、時事対策もやっておこうかと思っているのではないでしょうか。

すでにGravityで開催しているセミナーなどでも、多くの受験生から時事対策の方法について質問や相談をもらっています。

そこの中で特に多い質問が、「特別区経験者採用の時事対策は「速攻の時事」だけを使えば大丈夫ですか?」といった質問です。

受験生の皆さんは、速攻の時事を使えばいいのか、また、使うにもしても、それだけでいいのかということが気になっているようです。

ところで、そもそも皆さんは、「速攻の時事」ってご存じですかね?

これは公務員試験の定番中の定番の時事対策の参考書です。

公務員試験の受験生のほとんどが使っていると言っても過言ではないでしょう。

事実、私がTACという予備校で講師をしているときも、予備校のテキストがありながら、一部の受講生は「速攻の時事」を使っていました。

このようなことから、特別区経験者採用でも「速攻の時事」を使っている方が多くいます。

そして、話を戻しまして、この「速攻の時事」を使えばいいのかについて、結論から言いましょう。

それは、特別区経験者採用で時事対策のメインとして「速攻の時事」を使うのは、やめたほうがいいということです。

NGと思ってください。

ただ、誤解のないように繰り返しますが、あくまで「メイン」として使うのはNGということです。

この「速攻の時事」と「特別区経験者採用」は非常に相性が悪いんですよね。

では、ここからその理由について説明していきましょう。

まず、特別区で出題される時事問題について、いったいいつの時期のものが出題されるのかを確認していきましょう。

ここについては、試験が実施される年のニュースが多く出題されます。

つまり、試験が実施される年の前年の話題はほとんど出ないんですね。

過去3年の出題をみても、18問中15問(83%)が試験が実施される年に起きた話題からの出題となっています。

ですので、皆さんは9月に1次試験を受けるわけですから、その年の1月以降のニュース(トピック)を学習していく必要があります。

ここで「速攻の時事」に話題を戻しましょう。

速攻の時事の発売はいつかというと、毎年2月の上旬です。

そして、その内容については、昨年のニュースが中心になっているのです。

ここまでの話をまとめましょう。

特別区の時事問題のほとんどが1月以降のニュースとなっている。

一方、速攻の時事に掲載されているのは、昨年のニュースまでとなっています。

つまり、速攻の時事では、特別区の出題範囲を網羅できていないということになります。

これが、「特別区経験者採用で時事対策のメインとして「速攻の時事」を使うのは絶対にダメ」と私が考える理由となります。

ここで注意してほしいのは、「速攻の時事」の内容がダメとかその存在を否定しているわけではないということです。

はっきり言って。速攻の時事はめちゃくちゃいい参考書です。

私も公務員試験の勉強では必ず速攻の時事を使っていました。

ですので、5月や6月に併願先の受験などを考えているのであれば、ぜひ速攻の時事を使うべきでしょう。

なお、併願先の申込日程や1次試験日程については、公務員試験「経験者採用(社会人採用)」日程データベースにまとめておりますので、是非ご活用ください。

また、メインではなくサブとして使用したい場合には使ってもよいと思います。

この速攻の時事から1問くらいなら出題される可能性もありますので、その1問を狙いにいきたいという明確な目的があるなら使用してもいいと思います。

ただ、受験対策の王道として、まずは現在の出題傾向を踏まえた対策をするのが最も効率的な学習方法だと思います。

忙しい社会人の場合には、出るかもしれない1問のために速攻の時事をひたすら覚えるよりも、年明けからのニュースをインプットしていくほうが費用対効果は高いです。

今日の私の話を聞いて、やみくもにとかなんとなく「速攻の時事」を使っていた場合には、自身の戦略や学習方法をぜひ見直してみてください。

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