【特別区経験者採用】数的処理が苦手でも合格できる?

公務員試験「社会人採用」専門予備校Gravityの奥田です。

今回のコラムでは「特別区経験者採用 数的処理が苦手でも合格できる?」というテーマについて解説していきます。

Gravityでも毎年12月~3月に特別区経験者採用のセミナーを開催していますが、そこでの質問タイムでは、

「数的処理が苦手で合格できるんでしょうか…?」
「実際に解いてみたけど全然できない…」
「出題数が多いのに、ものすごく苦手で…」

このような質問や相談をもらうことが多いです。

おそらく、これを読んでいる人の中にも、数的処理が苦手という人はたくさんいるでしょう。

このため、数的処理が苦手でも合格できるのかについて、お伝えしていきます。

8位合格者の事例

さて、結論からお伝えすると、数的処理が苦手でも合格している事例はもちろんあります。

Gravityでの実際の合格者の事例ですが、1級職の事務職で8位合格の男性がいました。
8位というかなり上位での合格ですから、きっと多くの方は「数的処理でも高得点を取ったんだろうな」と思うことでしょう。

しかし、彼の数的処理の点数は16問中3点でした。
教養試験は5択ですから、16問中3点というのは、てきとうにランダムでマークしたのと同じ点数です。

簡単に事情を説明すると、彼は数的処理がメチャクチャ苦手でした。

彼の場合には、「僕は資料解釈は勉強しますけど、他は捨てます」という、大胆すぎる戦略で試験に挑んでいました。

つまり、驚くべきことに、数的推理・判断推理・空間把握を一切勉強していない。

というのも、彼は高校・大学と野球の推薦で進学していて、これまで勉強をしてきた経験がなかったんです。

数学どころか算数も苦手で、そんな自分が、ここから数的処理で高得点を狙うのはきついと考えたわけです。

実際、その戦略で挑んだ結果、数的処理は3点しか取れなかったわけですが、じゃあ「どうやって1次試験を突破したんだ?!」と思いますよね?

一言で言ってしまえば「他の科目でカバーしたから」ってことになります。

具体的には、文章理解で必ず高得点を取るのと、暗記科目に力を入れるという戦略です。

数的処理が解けない分、文章理解で落とすことは許されませんから、彼の場合には、1日1問、文章理解の問題を必ず解いてました。

そして、暗記科目もゴリゴリに覚えて点を取ろうということで、時事問題と社会科学については徹底的に対策をしていました。

とくに社会科学については、過去問に関する論点を全て暗記していました。

ということで、文章理解と時事問題と社会科学でしっかり点を取って、あとはカンでマークして当たった問題と、数的処理の3点を加えて、足切り(ボーダー)を見事に突破したわけです。

そして、彼は論文対策を信じられない程にやっていたので(40本以上の論文を書いていましたので)、無事に1次試験を突破し、面接対策も入念に行った結果、8位という超上位で合格することができました。

数的処理は得意でなくていい

上記の事例から、数的処理が苦手っていう皆さんも、ほかの科目でカバーできれば合格できますので、特別経験者採用を諦める必要はありません。

数的処理は問題がたくさん出ることもあって、「数的処理が苦手な私に特別区は無理なんだ…」と思い込みやすいのですが、「数的処理が苦手=特別区経験者採用の合格は無理」ということではないので、それで諦めてしまうのはもったいない気がします。

とくに覚えておいてほしいのは「数的処理が得意である必要はない」ということです。

大事なのは「教養試験全体で足切りラインを突破できるかどうか」ですから、トータルで突破できれば何も問題ありません。

先ほど紹介した8位合格者のように、他の科目で点数を取って、4割以上を狙えるのなら大丈夫。

特別区の足切りラインである12点~14点程度を得点できるのであれば、文章理解の英文を捨ててもOKだし、人文科学や自然科学を捨ててもOKです。

ちなみに、私が特別区経験者採用を受けたときも、数的処理の暗号問題が苦手だったので「暗号は捨てる!」と決めてました(笑)

また、私は空間把握も苦手だったので、それも捨てました。

ただ、他の科目をしっかり対策した結果、私は35問中27点と、比較的高得点を取ることができました。このように、数的処理が苦手でも、特別区経験者採用に合格することは十分に可能です。

「数的処理が苦手だから…もうダメだ…」と諦めることなく、前向きに挑戦を続けていきましょう!

✅2000名以上が登録中です!

特別区経験者採用を受験するなら登録必須のGravity公式LINE!
受験生のほとんど(2000名以上)が登録中で、既に有料級情報を手に入れてます!

✅LINE限定情報の配信
✅本試験講評動画の視聴
✅イベント(定員制)の優先案内
✅時事対策に役立つ最新情報を提供

ご登録は下記URLから!