はじめまして。公務員試験「社会人採用」専門予備校Gravityの奥田です。
今回のコラムでは「特別区経験者採用 文章理解対策の考え方」というテーマについて解説していきます。
教養試験対策を進める際、数的処理については「どうやって対策しよう」と、しっかり考えながら対策を進めている受験生でも、文章理解については、あまり考えずに惰性で取り組んでいたり、非効率なやり方で勉強しているケースが多い印象を受けます。
そこで今回は、そんな文章理解について、対策を進める上での基本的な考え方をお伝えしようと思います。
英文について
文章理解の出題内容は、英文と現代文に分かれますので、それぞれ説明していきましょう。
まず英文からです。
英文については
「英単語から勉強します」
「文法からやり直します」
という方がいるんですけれども、受験まで数年あるならいざ知らず、
「今年受験します!」
「半年後に試験本番です!」
という場合には、私は捨ててOKだと思います。
私が特別区経験者採用を受験したときにも、英語が得意ではなかったので、英文は完全に捨てていました。実際、Gravity受講生のうち、だいたい半分くらいの人が英文を捨てた上で受験し、合格を勝ち取っています。
というのも、現実的なことを申し上げると、中学・高校で数年間英語を勉強する機会があったにもかかわらず、それでも英語が苦手という方が、残り1年を切った状態で英語を勉強したとしても、得点源にするのは難しいでしょう。
もちろん、英語が得意な方がカンを取り戻すために勉強するのはよいことだと思います。
しかし、センター試験レベルの英語が全くわからない方や、文章理解の過去問を解いて、英文4問中1問も正答できない場合には、今から英語をやろうとは考えない方がいい。
その時間は、数的処理や社会科学、あるいは時事問題などの勉強に充てるのが望ましいでしょう。
繰り返しになりますが、英文を捨てるのは悪いことではありません。英文を捨てて合格している人は大勢いますので、1つの選択肢として検討してみてください。
現代文について
次に現代文です。こちらはぜひ得点源にしたい分野です。
ただ、特別区経験者採用の現代文は、かなり簡単なんです。
今の時点で皆さんが解いても、おそらく4問中3問程度は正答できることでしょう。
では、
「これで安心!」
「特別な対策は要らないかな?」
と言えるのかというと、実はそうではありません。
ここからが重要なのですが、正直に言ってしまうと、特別区経験者採用において「現代文は解けて当たり前」なんです。
皆さん自身が点を取れるように、他の受験生も3~4点は取ってくるでしょう。
では、どこで差がつくのか?それは「いかに早く解けるか」という点です。
つまり、解けて当たり前だからこそ、いかに早く解けるかが勝負になる。そして、余った時間を数的処理などに回して、じっくり解いて、そこでも得点を積み上げていくのが理想的な流れです。
だからこそ「過去問で3~4点取れたから対策終わり」ではなく、継続的に現代文の問題を解いて、感覚を鈍らせないようにすること。そして、できる限り「素早く解く」ことを意識していきましょう。
最初のうちは「解けた or 解けなかった」を重視するのでも構いませんが、徐々に「時間を意識して解く」ことを重視していただければと思います。
ということで、今回の内容を参考に、文章理解の対策を進めてみてください!
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